■ 「ブレヒトはパンクだ!」
というKONTAの一言で1999年シアタートラムにてブレヒトソング・コンサート「KONTA the Knife」(佐藤信演出)が上演された。今回はその第2弾である。
劇作家ベルトルト・ブレヒトの詩による、クルト・ワイル、ハンス・アイスラー、ポール・デッサウ等の作曲による楽曲を、元バービーボーイズのボーカル・サックスで一世を風靡したKONTAが現代風に編曲し、ピアノ、ベース、ドラムス並びにサックスとボーカルという変則的な編成で演奏し、またKONTA自身が楽曲を日本語に訳し、KONTA独特のカラーでブレヒトの世界を表現する。
併せてブレヒトの書簡・戯曲からの抜粋での他の俳優による言葉・ダンス等のコラボレーションによる演劇的実験要素の導入によりブレヒトの音楽世界の再構築を試みる予定である。
演出には女優でもあり最近は演出にも力を発揮している西山水木があたる。
このきな臭い世界情勢の中、今ブレヒトを上演する意味とは?・・・20世紀の罪と罰と復讐・・・「ブレヒトはパンクだ!」これにつきるのかもしれない
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